前の日 / 次の日 / 最新 / 2006-04

/home/pochi/ChangeLog / 2006-04-27

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

2006-04-27 Thu

江戸時代の百姓は本当に貧しかったか [トリビア]

http://www2.ttcn.ne.jp/~kazumatsu/sub226.htm

- 形式的な年貢率は 50%でも実際の年貢率は 10%以下。
- 領主用の米の倍以上が、商用米として売られていた。
- 米以外の作物も盛んに栽培されていた。
- 貧農の収入は、中級役人の3倍!

全然貧しくなかったみたいね。

農民が貧しかったために一揆を起こしてた、っていうのは、
支配者層が作り上げた嘘なんだろうな、きっと。

Google Sitemaps に "Google八分" 通知機能 [Google]

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/27/news053.html

久しぶりにログインしてみた。

Google Sitemap
https://www.google.com/webmasters/sitemaps/

幸いなことに、Google八分を食らってはいないみたい。

統計情報が見れたり、クロールがエラーになってる状況が見れたり、
全体的に高機能になっているな。

関連)
Google Sitemaps 日本語化 --> [2005-11-18-1]
Google Adsense からの移行選択肢 --> [2006-03-24-3]

かなり便利そうな Hi-MD ウォークマンの新製品 MZ-RH1 [道具]

MZ-RH1 S Hi-MD ウォークマン

知人が mixi の日記に書いてた。
今さら MD かよ、と思うなかれ。かなり良さげ。

- ディスク1枚の容量は 1GB。メモリカード類に比べて圧倒的に安い。
- PCM 録音ができて、音質がすごく良い
- 録音したデータは USB で PC に取りこみ可能
- PC の外部ストレージとしても使える
- バッテリの持ちが良い。
- 本体はコンパクト。重量も100gを切る。
- ジョグレバーで軽快操作
- 過去の MD 資産を PC に転送できる

先日、ローランドのレコーダ良いなあって書いたばかりだけど、
(-->[2006-04-25-7])、こっちのほうが便利かもな。

参考)
MZ-RH1 の評価記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060403/dal230.htm

DEMO or DIE から PROTOTYPE or DIE へ [computer]

MIT のメディアラボのキャッチフレーズに、
"DEMO or DIE" というものがある。
研究成果は、論文を書いて終了ではなく、
DEMO までしなければいけない、という考え方なんだけど、
最近は、さらに一歩進んで、"PROTOTYPE or DIE" という
キャッチフレーズになったんだとか。
DEMO するだけじゃ足りなくて、PROTOTYPE を出して、
ユーザに一度は使ってもらいなさい、と。

その次の段階は、TESTBED。
さらに次の段階は、SERVICE/PRODUCT。

DEMO --> PROTOTYPE --> TESTBED --> SERVICE/PRODUCT

インターネットのカルチャーの素晴らしさの例、TCP の実装における考え方 [internet]

IETFフォーラム・ジャパン2006 のパネルセッションで

もはや、インターネットを作ってきたカルチャーが、
スケールしなくなってきているんじゃないか。

という話があった。

もちろん、スケールしなくなってきたカルチャーはあると思うけど、
積極的にスケールさせていかなければいけないカルチャー
というものあると思う。

たとえば、TCP の実装における考え方として、以下の条文がある。

己のなすことには慎重たれ、
他人のなすことには寛容たれ


原文は RFC 793。

2.10. Robustness Principle

  TCP implementations will follow a general principle of robustness:
  be conservative in what you do, be liberal in what you accept from
  others.


こういう考え方によって、インターネットは成りたっているよ、
というのは、積極的に社会に広めなきゃいかんのではないかな、
と、そう思うんだよね。

IETFフォーラム・ジャパン2006 インターネットとは何か、次世代に向けての心構え [イベント][internet]

村井純による講演。
ネットワークエンジニアってやっぱり素敵な仕事だよなあ、
と思ったよ。
日本のインターネットのトップが村井純であるというのは、
すごく幸せなことなんだろうな。

○インターネットもはや社会インフラ

- 経済
- 安全
- 教育

の社会インフラ。
生活に必要不可欠のものになっている。

もはや、おれたちのためのインターネットではなく、
みんなのためのインターネットになった。
インターネットエンジニアは専門家として責任がある。


○インターネットとは何なのか

- Art and Intelligence の基盤。
- New Intelligence を産み出すもの
- Degital Communication Media


○インターネットを流れるもの

- もはや何でもあり
- ハードディスクへ書きこむ命令(iSCSI)が
  インターネットに流れるなんて普通
- 地球上のコンピュータがすべて繋っている。
  地球上にパーツが分散しているようなもの。


○これから我々はどうしなければいけないのか

- やらなければいけないことがすごく多い
- どんどん使わなければ!
- 技術の方向性をきちんと知らなければいけない。
  そうしないとイカレポンチな技術が産まれてしまう。

Referrer (Inside): [2006-12-31-3]

IETFフォーラム・ジャパン2006 パネルセッション [イベント][internet]

第1回目のイベントがあったので後半だけ聞いてきた。

IETFフォーラムジャパン
lhttp://ietf-forum.jp/

「inter-sector coordination とは」と題して、
セクタ間の断絶をどうするか、ということについて、
パネルディスカッション。
これがすごく面白くかった。

昔は、インターネットを使ってた人といえば、
そのまま作る人であり、運用する人だった。
でも、インターネットをみんなが使うようになってくるにつれ、
作る人、運用する人、使う人が分離してしまって、
さらにその中もどんどん細分化されてきてしまっている。
なんとか橋渡しをしないと、という内容。
以下はメモ。

○セクターの種類

切口は沢山ありそう。

まずは関わり方、という分類。
技術方面だけとっても以下のセクターによって、
考え方が違ってくるし、コミュニティも違う。

- 運用に関わる人
- 技術標準化に関わる人
- 開発に関わる人

それに加えて

- インターネットガバナンスに関わる人
- ビジネスの人、サービス提供者
- 利用する人

もプレイヤーとしている。

パネルではその切口を主に取りあげてたんだけど、
レイヤによっても分類は可能じゃないかと思う。

- 物理層の人
- IPの人
- サービスプロトコルの人
- アプリケーションの人
- コンテンツの人

さらに、所属組織、所属する文化による分類もできそう。
わかりやすい分類は以下かな。

- 産、官、学


○セクタの断絶の何が問題なのか

- セクタによってルールが違うので、ルールが衝突する。
- 他のセクタの知識が必要なのに、その知識なしで、
  無理にルール化して不整合が起きる。

たとえば Winny の問題、個人情報保護法の問題とかね。
セクタ間をまたがる連携がちゃんとできていれば、
もうちょっとうまく解決できたかも、と。


○セクタの断絶を産み出す原因

- 他のセクタで何をやってるのかわからない
- どの団体が何をやっているのかわからない
- 自分が関係があることしか興味がない
- 英語問題!!

まあいろいろあると思うんだけど、

- 問題共有ができていない
- 情報がオープンになっていない

ということにつきるのかもしれない。


○セクタの断絶をなくすには

- ちゃんと情報を公開する。
- 誰が、どの団体が、何をやってるのかを明らかにする
- コミュニティを横に繋ぐような仕組みを作る
- サマライズじゃない情報、ざっくばらんに、思ってることが
  聞ける場があれば良いのかもしれない
- ML とかには参加しとく

なにかをやりたいときに、どの枠組を使うか、ということを
考えられるようになれば良いのかもしれない。


○JANOG のやり方

JANOG は各層にまたがった議論ができる数少ない場だと思う。
どのようなやり方で運営しているか。

- きわめてオープンなメーリングリスト
- 社会的なコンセンサスを得られるように努力してきた
- 世間から認められるとやりやすい
- 上司が行ってこい、と言えるようにする

あと、会場では出なかったけど、

- JANOG って面白いよね、と思わせる

というのも、ミーティング時に気を使ってることかも。
そうしないと盛り上がらないし。


○JPNIC のやり方

- JPNIC は社団法人。公益のための団体。
- 参加団体に利益を与える、という団体ではない。
- 会員が減ってきている、という問題がある。
- すばらしいことをやっているので、ぜひお金を払いたい、
  と思わせなければいけない。
- 各人の自助努力じゃできないことをやっていく

個人的には、 JPNIC はもう少し一般向けの宣伝活動を
しても良いんじゃないかと思う。
せっかく素晴しい仕事をしているのに、
一般の人から全然感謝されない、というのは、
とても勿体ない気がするんだよね。
プレスの先を増やすだけでも大部違うんじゃないかな、
と思ったりもする。
そうすればスポンサーも集めやすくなるんじゃないかなあ。


○オープンソースのやり方を参考にできないか

- オープンソースは苦労しながら頑張って活動してきた
- 社会にオープンソースというものがだいぶ認知されてきた
- アナロジーとしては似ているんじゃないか


○KAME は終了って言うけど、サポートがなくなっちゃうの?

- 開発者は運用のことを考えてくれない
  今後バグが出てきたらどうするの。。。。
- というのが誤解だった。
- 最後の1年は、各BSDでメンテできるような体制作り。
- 今後もメンテは各BSDで行なわれる
- 誤解は解けたけど、これも情報が足りない例かも


○by name になっちゃう問題

- これってどうなってるの、って聞くのは、
  結局 by name になっちゃっている。
  近藤さん、これってどうなってるの、とか。
- もっと若手の交流会みたいなのがあっても良いかもしれない


○個人的なコメント

- 問題は総括的に扱っちゃうとわけわかんなくなるので、
  小さくしてから解決していくしかない気がする
- 団体が沢山あるのはある意味便利。
  ただ維持コストがかかっちゃう。
  もっとタスクフォース的な軽い団体が乱立できるような、
  枠組があっても良いかも。
  JPNIC に期待か?
- 2ch のまとめサイトみたいなものって、インターネットに関しては、
  ないよね。
  これも JPNIC に期待か?
  Wiki みたいな仕組みを使えば、かなり良いものができたりしない?
- エンジニアとしては、技術で解決できる問題に落として、
  技術で解決、とやりたいよなあ。
- 誰が何してるのか、というのは SNS 的な仕組みをうまく使えば、
  それなりに広報できそうな気もする。
  by name 問題とかは、SNS と はてな、みたいな枠組で、
  うまく解決できないかなあ。
- 問題を解決しよう、という意志がなく、単に文句を言うだけ、
  という人の扱いはどうしようねえ。


○その他

- 秘密結社重要
- サポートは上がりにくいフィードバック。
  苦情とか文句は上げやすいのに。
  サポートのフィードバックを積極的に上げよう。
- 近藤さんは WIDE が嫌い?


○リンク、感想等

馬渡さんの感想
http://d.hatena.ne.jp/mawatari/20060501#1146447758

たしかにセキュリティっていうのは依りどころとして良いかも。


実行委員の前村さん
http://d.hatena.ne.jp/maem/20060427/p1

年2回開催なのですねw。次回も期待しております。

Referrer (Inside): [2006-12-31-3]

Google サービスの使い方 [Google]

http://g.1o4.jp/
via http://www.kunitake.org/chalow/2006-04-26.html

Google のサービスやアプリケーションの一覧。

個人的に今欲しいのは以下かなあ。

- 認証API (ひょっとすると Google Code に入ってるのかな?)
- 帳票等の印刷サービス、Google Print みたいな名前で

2021 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2020 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2019 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2018 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2017 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2016 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2015 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2006 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2005 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2004 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

最終更新時間: 2021-03-02 14:20