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IPv6座談会ダイジェスト:世界各国におけるIPv6の普及状況とその背景[IPv6][インターネット]

2013-07-26

http://cisco-inspire.jp/issues/0012/closeup.php

素敵な座談会。

フランスでIPv6化が進んだ理由↓

土屋:次はユーザです。日本の数値は3%程度であり、あまり良くありません。
それに比べてフランスは5%を超えています。

タウンズレー::6rd (IPv6 Rapid Deployment on IPv4 Infrastructures) を作ったのは
フランス人ですからね。特にFree(free.fr)での利用が盛んです。
...

タウンズレー:フランスでIPv6化が進んだのは、簡単に言ってしまえば、
トラフィックの大半が1つのオペレータで発生しているからです。
そのため意思決定に関わる人の数が少なく、わずか数週間で実装を完了できたのです。

...

タウンズレー:彼らは投資金額を抑えるため、IPv6ネイティブではなく6rdを採用し、
当初はデフォルトでIPv6はをオフにしていました。
しかしフランスにはIPv6を求めるギーク(技術愛好家)コミュニティがあり、
25万もの人々が自ら進んでIPv6をオンにしました。


日本でIPv6化が遅れている理由は文化?↓

タウンズレー:お話を聞いていると、日本には2つの興味深い傾向があるように感じます。
まず驚くほど徹底的に準備する一方で、実際に実行するという決断を最後の
最後まで引き伸ばすということです。
他の国々では逆に、準備が十分でなくても決断を下してしまうケースが珍しくありません。
これは日本の文化なのでしょうか。

川村:文化的な側面も確かにあると思います。私は海外で育ちましたので、
この傾向をはっきりと感じます。日本人は準備を好み、リスクを取ることを嫌います。
IPv6でも、話を複雑にしているのは技術面ではなく、このようなビジネス面での
意思決定によるところも大きいです。


IPv4は使われなくなる?↓

トロアン:難しいですね。5年以内にIPv4の縮小が始まるという予測があります。
IPv6オンリーのネットワークがIPv4を脇に追いやっていくという状況は、
すでに見られ始めています。すでに50%のコンテンツはIPv6で利用可能です。
もちろんロングテイルにはIPv4が残るので何らかの変換サービスは提供されることに
なると思いますが、今でもIPv6オンリーのネットワークは運用可能になっています。

タウンズレー:米国のあるISPのデータを見ると、30%がIPv6トラフィックで、
そのすべてがAndroidです。まだ若干のバグがあるのですが、
これを解決して安全に使えるようになれば、その数値は2倍になるはずです。

...

タウンズレー:LTE等の無線ネットワークに接続されたiOS 6でも使えるようですが、
まだバグがあります。これが解決されれはIPv6トラフィックが60%を超えるでしょう。
そうなればもうIPv4のアドレスを使う必要はありません。
これがモバイルネットワークで起きるのは、3〜5年の間だと思います。

タウンズレー:...
IPv6インフラはあらゆる所に浸透し、IPv4はどうしても必要な所だけで、
しばらくの間だけ使われ、消えてゆくでしょう。



Mazの恰好が一人だけラフすぎる。
最近、むーちょが恰好良い、と言われる傾向にあるのは、
周囲との対比が原因なんじゃないだろうか、とか思った。
CCOさんは笑顔の練習をしたほうが良いと思った。


それはともかくブレストではおかしな思考の飛躍をする人がいた方が良いのよね。
むーちょがそういう役割だったのかしら。
そういうおかしな意見に対しては、まずは肯定するのが上手なブレストなのよね。

川村:空飛ぶ銀行とか(笑)。

タウンズレー:それはいいですね。銀行を2つ3つ宇宙にラウンチすれば、便利かも。


川村:ガンダムにIPv6を実装するようお願いすべきかもしれませんね。


ちゃんとできてて素敵だと思った。

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