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起業家と職人の違い - はじめの一歩を踏み出そう[]

2006-03-29

http://blog.tokuriki.com/2006/03/_e.html

徳力さんの書評。

なるほど!、と思った。

■起業家の視点と職人の視点の違い
・起業家は「事業が成功するにはどうするべきか?」を考え、
  職人は「何の仕事をするべきか?」を考えている。
・起業家にとって、会社とは顧客に価値を提供する場所である。
  その結果、利益がもたらされる。職人にとって、
  会社とは自己満足のために好きな仕事をする場所である。
  その結果として、収入がもたらされる。
・起業家は、最初に会社の将来像を確立したうえで、
  それに近づくために、現状を変えようとする。
  一方で職人は、不確実な将来に不安を抱きながらも、
  現状が維持されることをただ願うばかりである。
・起業家は、まず事業の全体像を考えてから、
  それを構成する部品を考える。しかし、職人は、
  事業を構成する部品を考えることから始まり、
  最後に全体像がつくられる。
・起業家は全体を見渡すような視点をもっているが、
  職人の視点は細部にこだわりがちである。
・起業家は自分の描く将来像から逆算して現在の自分の姿を決めるが、
  職人は現在の自分を基準に将来の自分の姿を決めてしまう。


どっちが良い、っていうことは実はないと思う。
職人には職人の生き方がある。
職人ばっかりとか、起業家ばっかりだと社会は回らない。

でも、起業家は、職人がいないと世の中が回らない、
ということは知ってるけど、職人の価値を低く見る傾向がある。
しかも、職人は、起業家なんていなくても世の中は回る、
と思ってるので、(そんなわけないんだけど)、
起業家なんていなくなってしまえ、と思ってたりする。

反目しないで、仲良くすれば良いのにね。
でも対立軸があるから、交易のビジネスはおいしい、と。

ちなみに個人的には職人でありたいと思う。
ビジネス上では起業家の視点で話をする場合のほうが多いけどね。

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